5月のGW頃、浪人生として初めての模試を受けた。
4月に力を入れた英語は「ん?けっこう読めるぞ」という実感があり、模試前2週間ほど勉強した物理は力学でそれなりに得点し、残りの分野も勘で得点。
学生時代、追試の連続で進学も危ぶまれるほど苦手だった英語、物理が共に偏差値50を超えた。また、寝る前に参考書をパラパラ眺めただけの地理も偏差値で50を超えた。
もともと得意だった現代文は無勉で偏差値65くらい。
終わってみれば、国立理系7科目総合では偏差値で50ちょっと。
高校時代は中堅私立高校の普通コースでビリから間もなく程度の学力、4年のブランク、ということを踏まえると、出来過ぎだった。
「あれ、これイケるんじゃね?やっぱり俺ってやればできるんじゃん」などと壮大に勘違いした。振り返ると、模試がマーク式であったこと(勘が良い受験生は分からなくてもある程度答えが絞れる)と、この時点までの学習法がうまくハマったこともあり、このような数字に結びついた。
ひとまず、模試まで重点的に学習した英語、物理は「(スピード重視ではなく)完成度重視」「復習重視」で進め、想像以上の結果を残せた(今考えるとsin,cosも知らなかったのに物理で点が取れたのは、やはり勘と運の要素が強かったように思えるが)。
しかし、この時はまだまだ学習法というものにそこまでの意識を向けていなかったので、この後2カ月ちょっとを費やす数学の学習で致命的な過ちを犯すこととなる。